3年ぶりの6月着物
2016年 06月 14日着物の世界では6月と9月は単衣の着物を着ることになってます
そして7月8月は薄物、絽や紗の夏着物を着ます
まあ昨今の気象事情ではこのルールを守っていたら体を壊してしまうので
単衣の着物を着る期間が長くはなっていますが
そうなると花の模様にズレが生じておかしなことになったりします
さて本題
同じ単衣でも6月と9月では着たい着物が違う
色だけ考えても6月は青色系、9月は茶色系に心惹かれます
つまり6月には6月しか着れない着物があるっていうこと!
例えば花のモチーフにしても椿や萩や撫子などの
比較的長い期間着れる物もある一方で
桜を代表とする本当にピンポイントの図柄もあります
余談だけど着物がどんどん高級化路線をたどったバブル時代に
梅や菊や紅葉など四季すべての要素を詰めこむようになって
余計に着物をつまらなくしていった気がします
さてどうも6月には菖蒲、紫陽花などの花や
生き物だったらツバメ、カエル、ミズスマシ、カタツムリなどの
ピンポイントで着たいモチーフがたくさんあるのです
うかうかしてるとあっという間に6月が終わっちゃう
そんなこんなで3年ぶりの6月着物
アンティークではないけれどきれいな型絵染めの単衣紬
豆のモチーフでしょうか
爽やかなターコイズグリーンがまさに初夏の気分です
6月も下旬になると絽縮緬を着たりするので
まさに6月上旬の期間限定着物です
合わせたのは杢グレーの絽にフルーツの刺繍帯
赤いのはパイナップルかな?
でも締めるとスイカのようにも見えますね
なんともデザインが新鮮で優れています
この日は思いがけずの神楽坂散歩となりゴキゲンで帰宅🎵