備前焼のとっくり
2017年 03月 03日好みの陶磁器を見つけるまで
ヨーロッパの花柄のカップに夢中だった20代の独身の頃
結婚して自分で料理を作るようになってからは
自分が作った料理に似合う和のお皿など
何でもそうだけど、自分の好みを見つけるには
とにかく数を見ないとなりません
陶磁器においては絵柄物は比較的easyだけれど
白磁や青磁や無地の陶器などはホントにdifficult
「これ、いい肌してるよね~」と言ってオヤジ目線で眺め回したり
時に撫でまわしたりしてみるものの
なかなか 買う というステップには至りませんでした
(こんなに購入閾値の低い私がです)
そして遂に!
そんな敷居を飛び越えてすっと入ってきたこの備前焼
小さめのとっくりです
すっきりとした形にこげ茶に程よく入った赤と灰色、
そして備前焼には珍しいカッティングがモダンです
作られたのは丸山窯の
吉延美山の息子さんの真一さん
このとっくりの作陶に当たっての苦心を
熱っぽく語ってくれました
あまり熱燗を飲まない我が家ではやっぱり花器になってしまいますネ
このモダンさを象徴するカッティングですが
欠けないようにすべて角を落としたのだとか…
事実この撮影の後で不覚にも床に落としてしまったのですが!
どこも欠けませんでした(ほっ…)