真言密教の聖地 高野山へ
2017年 05月 11日4月の終わりに高野山へ旅して来ました
前日に大阪へ泊り、なんば駅から南海電鉄特急「こうや」で90分
「極楽橋」という駅で降りてケーブルカーで山頂まで5分
首の後ろから釣り上げるような山を登り、さらにバスに15分程乗ると
標高800メートルの位置にあるとは思えないほど…
高い高い杉木立の山を登ったとは思えないほど…
開けた町が広がっていました
今回泊ったのは福智院という宿坊高野山には50以上の宿坊があるといわれ、そのうちの1つです
宿坊の門です
宿坊の入り口です
あたりには桜と木蓮と椿が咲いていて
思いがけずにお花見ができちゃいました
高野山は東京より1か月ほど季節が遅いということなのでしょうか
でもこの日は幸いにも20度くらいの快適な陽気でした
まずは奥の院まで散歩
再びバスに乗り「奥の院口」というバス停で下車
杉木立の道を2キロくらい歩いた先が弘法大師の御廟です
石畳の両脇は墓所
いわゆるお墓なんですが、有名な戦国武将の墓所や供養塔が並んでいて驚きです
伊達政宗、武田信玄、豊臣秀吉、明智光秀、石田三成、
織田信長、豊臣秀吉、江姫、千姫などなど
その昔戦った者同士が、亡くなった後は皆弘法大師のそばへ行きたいと願い、
結構ご近所に葬られていることが不思議な感じでした
そして再び宿坊へ戻りゆっくり
福智院には昭和の名作庭家、重森三玲氏のお庭があります
翌日は高野山真言宗の総本山の金剛峯寺へ
壇上伽藍の根本大塔は見とれるほど美しい
金堂の中も素晴らしかったです
高野山は欧米人の人気ナンバー1のスポットだとか
宿坊では日本人の割合は約3割ほど…
僧侶も受付の人もみんな英語を話します
English firstでした
彼らの日本文化を吸収しようという意欲に圧倒されました
それとバカンスの時間の使い方に慣れているのか
宿で庭を見ながら本を読んだりしていたのも印象的
極めて日本的な場所へ行ったのに
なんだか海外旅行をしたような不思議な旅行でした