秋の白鳥
2019年 09月 30日ここのところ嬉しいことに着物を着る機会に恵まれていたので順に…
ところで白鳥の季節っていつなのでしょう
着物の世界ではわりと夏の物が多いですが
実際に白鳥が日本に飛来するのは秋から冬にかけてですよね
ダカライイカナと思って
ダークブラウンの着物に合わせて秋の白鳥を表現してみました
着物は縦絽に流水と撫子の裾模様です
一つ紋の色留です
この爽やかな水色の帯が映える色についてずっと悩んでいました
(しあわせな悩みですね💦)
それともうひとつ
私の一番のお気に入りの半襟を活かしたいというのもありました
夏だったら白か深い藍色が合うでしょうか
…でもしっとりと着たかったので…
ダークブラウン×水色
チョコミント的な組み合わせです
夏着物、特に水に関する模様はどうしても青系が多いので
ダークブラウンで流水は珍しいし
しかも帯の前柄とリンクするように撫子の模様が入っているところもツボでした
出かけた先は弥生美術館
竹久夢二や高畠華宵などの叙情画をアンティーク着物によって再現し
さらに別バージョンのコーディネートを展示した面白い企画でした
私も一つ紋の色留を普段に着ているわけですが
昔の人たちも自由に着ていたようですね🎵
着物を自由に現代風に着こなすことは大賛成だけど
ただルールに縛られないだけではなく
一応ルールを知ったうえで崩してほしい…と思うのです
品を落とした着こなしは本人の品格を落とすだけでなく
着物の品まで落としてしまうので
それは着物を愛する人間としてとても残念です
自分もコーディネートを考えるとき
いつも着物が一番映える方法を考えてあげる
あ、それは自分で作った作品を展示する時と同じ姿勢かもしれないです